(平成19年03月22日 作成)
(平成25年07月25日 更新)



第 四 部
( 涅 槃 の 讃 岐 )



[第一部 発心の阿波]

[第二部 修行の土佐]

[第三部 菩提の伊予]


☆ 『 讃 岐 う ど ん

H18/4/27 (木 歩き遍路 36日目) 雨 午後から晴れ

* 行程:[民宿岡田(H225m)](06:20) ⇒ [66番 雲辺寺(H910m)](10:50) ⇒ [別格16番 萩原寺](11:00) ⇒ [67番 大興寺](12:35) ⇒ [68番 神恵寺]・[69番 観音寺](15:15) ⇒ [70番 本山寺](16:25) ⇒ [BH 本大温泉](17:10)

* 歩いた距離:38,3km = (Σ 1,184.0km)

* 歩数:57,000歩

* 宿泊:「BH 本大温泉」(香川県観音寺)(素泊まり\3,800)
   △洗濯機=\200、乾燥機=\100/30分、温泉はなくアパート風


朝から止み間のない雨の中、ゴミ袋の雨具を着用し、昨日と同じように [民宿岡田]のご主人らに送られて出発 06:30 登山口から [雲辺寺]に向かって上り始める 風がなく蒸し暑い朝で額からポトポトと滴り落ちる玉の汗を見ながら根気よく上って行く 07:30 汗びっしょりになってやっと鉄塔の足元に出ると濃霧の中にも一気に視界が広がっていました

[雲辺寺]に向かってぬかるむ道を歩いていると [民宿岡田]の若旦那が運転する車がひょっこり目の前に現れたのです 昨夜一緒に泊まっていた宮崎からのお遍路さんが宿に忘れ物をしたので届けに来たのだと云う

別格16番の [萩原寺]へのルートは [雲辺寺]ロープウエイの登山口駅までは迷うことなく下って来て、そこの広い食堂にはお客が居なかったので片隅を借りて [民宿岡田]で頂いたムスビを食べて昼食に体力を回復する

ロープウエイの駅から [萩原寺]迄のルート案内がなく、尋ねる人もいないので短い距離だったのになかなか辿り着くことができなかった 迷いながらやっと到着して本堂と大師堂の参拝を終わり、納経所の在処を尋ねて売店に行くと、「ここです」と狭いレジ台の上を片づけ始めるのです とにかく納経をしてくれたデブの中年女性の言葉も態度もその横柄さにあきれかえり早々に退散してきました

[萩原寺]を後にして池の周囲を歩いているとき雲の切れ間に青空が見えてきて急速に天気が回復しだしたのです

[大興寺] へのルートも案内がなく何度も道を尋ねてやっと行き着く事ができたのです

[神恵寺・観音寺]への途中、讃岐うどんが食べたくなり 「美味しいうどんを食べさせてもらえる店を教えて下さい」と聞いて、訪ねた 「大喜多うどん」と云う店は映画にも取り上げられた店だそうです  大きくない店だが昼食時を大分過ぎた時間なのにお客でイッパイだった 大盛りうどんと巻きずし1皿で\420でした   安いと驚いたが讃岐うどんの標準だそうです  素うどんに近いうどんでしたが兎に角安いのに驚きました

[本山寺]では太師堂の改修工事が行われていましたが、宮大工さんの話ではここの本堂は [56番泰山寺]の本堂と共に国宝だそうです


  * 堀江元ライブドア社長が保釈金3億円で仮釈放



「 霊場66番雲辺寺 仁王門 」
(2006年4月27日 : 10:53)
「 別格16番萩原寺 入り口 」
(2006年4月27日 : 11:01)
「 霊場67番大興寺 仁王門 」
(2006年4月27日 : 12:39)

「 霊場68/69番神恵院/観音寺 仁王門 」
(2006年4月27日 : 15:19)
   
「 霊場70番本山寺 仁王門 」
(2006年4月27日 : 16:27)
「 本山寺本堂(国宝) 」
(2006年4月27日 : 16:30)



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☆ 『 善 通 寺

H18/4/28 (金 歩き遍路 37日目) 快晴 暑い1日

* 行程:[BH 本大温泉](05:25) ⇒ [71番 弥谷寺(H220m)](08:00) ⇒ [73番 出釈迦寺](09:25) ⇒ [72番 曼荼羅寺](10:10) ⇒ [74番 甲山寺](10:45) ⇒ [75番 善通寺](11:30) ⇒ (宝屋旅館)(14:10) ⇒ [別格17番 神野寺](15:35) ⇒ [宝屋旅館](17:15)

* 歩いた距離:40,0km = (Σ 1,224.0km)

* 歩数:60,000歩

* 宿泊:「宝屋旅館」(香川県琴平)(\8,000)
   △洗濯機=\200、乾燥機=\100/30分、料理と風呂がよい


昨日コンビニで買い置いた巻きずしを食べて 05:25 [BH 本大温泉]を出発

[弥谷寺]では靴を脱いで大師堂にお参りし、そこにある納経所で別格18番の [海岸寺]の打ち方を教えて下さいとお願いすると

 「[弥谷寺]から出て直接 [海岸寺]を打つ南からの へんろ道 は最近誰も通っていないので、先に別格17番の[神野寺]を打って、  [金倉寺]、[道隆寺] を打ち、荷物を残して東から [佛母院]を経由して [海岸寺]を打ち、引き返してくる経路を選ぶのがよいだろう」 と教えてくれる

今日は [弥谷寺]を出てから [73番出釈迦寺]、[72番曼荼羅寺]、[74番甲山寺]、[75番善通寺]を打って琴平町に宿泊する事に決め、途中の郵便局で [宝屋旅館]の予約をとり強い日差しの中を歩いて行きました

[善通寺]の本堂と五重塔の間の広場では大勢の人達が集まって祭りらしい事をしているのです 聞いてみると明日から始まる 「大師生誕1250年祭」で振る舞う讃岐うどんのお接待の準備をしているのだと云われ、明日から2日間は賑わうそうでお祭り1日前だったのが残念でした

暑さで疲れてしまった身体で宿泊の [宝屋旅館]に着くと玄関に出迎えてくれた奥さんがまだ時間が早いから別格17番の[神野寺]を打って来なさいと勧められ ご主人が途中まで車で先導してへんろ道を案内して下さり、往復約15kmを迷わず行って来ることができました 明朝、往復しようと計画していた予定を変更して今日中に前倒しで実行できた事は明日からのへんろ計画にすごく役立ちました

別格17番の [神野寺]は大きな人工池の [満濃池]に隣接したお寺で本堂と大師堂が小さな一つの建物の中に収められたこぢんまりしたお寺でした

納経と数珠玉を購入してさっき来た道を旅館に向かって引き返して行きました

旅館の温泉は最高のお湯で夕食のご馳走もデラックスでした



「 霊場71番弥谷寺 仁王門 」
(2006年4月28日 : 08:04)
「 霊場72番曼荼羅寺 仁王門 」
(2006年4月28日 : 10:11)
「 霊場73番出釈迦寺 山門 」
(2006年4月28日 : 09:28)
   

「 霊場74番甲山寺 山門 」
(2006年4月28日 : 10:48)
「 霊場75番善通寺 西院仁王門 」
(2006年4月28日 : 11:30)
「 霊場75番善通寺 東院金堂前 」
(2006年4月28日 : 11:59)
   

「 霊場75番善通寺 東院南大門 」
(2006年4月28日 : 12:05)
「 別格17番神野寺 入り口 」
(2006年4月28日 : 15:34)
「 別格17番神野寺 本堂 」
(2006年4月28日 : 15:49)
   

「 別格17番神野寺 天皇家祈念碑 」
(2006年4月28日 : 15:51)
「 満濃池 (1) 」
(2006年4月28日 : 15:51)
「 満濃池 (2) 」
(2006年4月28日 : 15:34)
   



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☆ 『 ゴールデン・ウイーク

H18/4/29 (土 歩き遍路 38日目) 晴れ 夕方から小雨

* 行程:[宝屋旅館](06:10) ⇒ [76番 金倉寺](07:45) ⇒ [77番 道隆寺](08:50) ⇒ [佛母院](10:05) ⇒ [別格18番 海岸寺](10:20) ⇒ (77番 道隆寺) ⇒ [78番 郷照寺](14:20) ⇒ [BH オマツ](15:10)

* 歩いた距離:37,0km = (Σ 1,261.0km)

* 歩数:53,000歩

* 宿泊:「BH オマツ」(香川県坂出)(素泊まり\4,200)
   ▲洗濯機=\200、乾燥機=\100/30分、暖房作動せず寒い


早い朝食を準備してもらい 06:10旅館を出発 今日からゴールデンウイークが始まるがそんなことは忘れて歩こう

昨日の内に、[神野寺]を打ち終わっていたのが今朝になって無性にうれしい

一路 [金倉寺]に向かって北に真っ直ぐに延びる道路を朝の涼しい風を気持ちよく受けながら歩いて行く

途中高校野球の名門校 [尽誠学園]の前を通り過ぎる 通りは朝の通勤ラッシュで次第に車の数が増えてくる

[金倉寺]は街中にある大きなお寺です

[77番道隆寺]の仁王門の前にある遍路用品店の [サンエイ]にお願いしてリュックを預かってもらい、バックに納経帳だけを入れて別格18番の [海岸寺]に向かう(09:10)

途中の [佛母院]にちょっと寄り道して参拝する

[海岸寺]はまさに巨大な寺院で、鉄道を挟んで東に本堂、西に大師堂があるお寺です 敷地の広さは 約9万坪あるそうで、本堂側が3万坪、大師堂側が6万坪あり短い時間で境内を見て回る事は不可能です

老齢になられた門主さまは今も達筆・多才を発揮されて本堂内では色紙などいろんな作品が販売されていました

これまで71番の [弥谷寺]からへんろ道を通って直接 [海岸寺]へ行くルートは通過できなかっのですが、最近整備されて歩いて行くことが可能になったと納経所で教えられました

預けた荷物を取りに [サンエイ]に引き返し、コーヒーをご馳走になりながら少し休息して出発した 途中小雨がぱらついたが大降りにはならずに助かった

「BH オマツ」では暖房が効かず寒さを我慢しながらの就寝でした


  * 横田さきえさんと弟がブッシュ大統領と面会



「 霊場76番金倉寺 仁王門 」
(2006年4月29日 : 07:47)
「 霊場77番道隆寺 仁王門 」
(2006年4月29日 : 08:53)
「 佛母院 山門 」
(2006年4月29日 : 10:09)
   

「 別格18番海岸寺 山門 」
(2006年4月29日 : 10:20)
「 別格18番海岸寺 別院五重塔 」
(2006年4月29日 : 10:40)
「 海岸寺 別院 仁王門 」
(2006年4月29日 : 10:40)
   

「 別格18番海岸寺 本堂 」
(2006年4月29日 : 10:42)
「 霊場78番郷照寺 山門 」
(2006年4月29日 : 14:22)
   



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☆ 『 明日から 5月

H18/4/30 (日 歩き遍路 39日目) 快晴 日射病になりそうな暑さ

* 行程:[BH オマツ](05:40) ⇒ [79番 照院天皇寺](06:20) ⇒ [80番 国分寺](08:00) ⇒ [81番 白峰寺(H290m)](10:35) ⇒ [82番 根来寺(H360m)](12:55) ⇒ [別格19番 香西寺](15:00) ⇒ [旅館百々屋](16:10)

* 歩いた距離:32,4km = (Σ 1,293.4km)

* 歩数:57,000歩

* 宿泊:「旅館百々屋」(香川県高松)(\5,000)
   ▲洗濯機=\200、乾燥機=\100/30分、朝食は前日準備したものを自分で温める


腹ごしらえをして 05:40 ホテルを出発 全天に雲ひとつない快晴で暑くなりそうだ

少し往き過ごしてから後帰りして 06:20 [天皇寺]に到着 長袖を着て出発したが今は暑くなって汗をかいたので境内の隅っこで脱いでリュックに仕舞い薄着になる  [天皇寺]は随分小さなお寺だ

08:00 [国分寺]に到着

[国分寺]から [白峰寺]への途中には名物難所の [へんろころがし]があり、特に最後の急な坂は厳しい

[へんろころがし]を登り切ると山の峰を走る県道に出る そのまま県道を横断してへんろ道ばかりを歩いて [白峰寺]を参拝し、同じ道を引き返して [根来寺]を参拝する

[根来寺]は山の中の大きなお寺です

別格19番の [香西寺]の山門は瓦葺きの立派な山門ですが地域の交通事情からお寺の山門を自動車が行き来して居るのには驚かされました 本堂は400年ぶりの大修理が行われており本堂全体が覆いで包まれて拝観することが出来ませんでした

今日は午後になってから 30℃に迫る暑さまで気温が上昇し、鬼無の街中での歩きでは熱射症の直前まできて身体がふらついてくるのが自分で判るのです 兎に角頭が熱くて仕方がないのです 途中、街中で水道の蛇口を見つけては頭から水をかぶって冷やしながら宿を目指して歩いて行きました 今日は長くて苦しい道のりでした



「 霊場79番天皇寺 入り口 」
(2006年4月30日 : 06:23)
「 霊場80番国分寺 山門 」
(2006年4月30日 : 08:02)
「 霊場81番白峰寺 山門 」
(2006年4月30日 : 10:36)
   

「 霊場82番根来寺 仁王門 」
(2006年4月30日 : 12:59)
「 別格19番香西寺 仁王門 」
(2006年4月30日 : 15:03)
「 別格19番香西寺 大師堂 」
(2006年4月30日 : 15:20)
   



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☆ 『 熱 中 症

H18/5/01 (月 歩き遍路 40日目) 快晴 30℃を超す暑さで日射病を感じる

* 行程:[旅館百々屋](05:00) ⇒ [83番 一宮寺](06:45) ⇒ [84番 屋島寺(H284m)](10:25) ⇒ [85番 八栗寺(H210m)](12:50) ⇒ [86番 志度寺](15:00) ⇒ [民宿栄荘](16:10)

* 歩いた距離:34,6km = (Σ 1,328.0km)

* 歩数:55,000歩

* 宿泊:「民宿栄荘」(香川県志度)(\7,500)
   △洗濯機=無料、乾燥機=\100/30分、料理が美味しい


宿の奥さんは夜は別の場所にある自宅の方に帰って寝るそうで、朝食は前の晩に準備して帰宅するので自分で温めて食べて欲しいと云われていた 誰もいない他人の家で、みそ汁などを自分で温め直して独りで食べる朝食は何とも味気ない食事でした 何ともわびしい朝食を済ませて 05:00出発する   今日は昨日以上に暑くなりそうだとの天気予報が報じている

06:30 [一宮寺]に到着   朝のうちの涼しい風を肌に感じながら快適に歩いて来たのです

8時頃から日差しがどんどん強くなり、額から汗が噴き出してポトポトとつま先前に落ちてくるのです してリュックを背負った背中はあせもでむずがゆくなってくる  高松の中心街の交通量も次第に多くなり長い道のりが暑さで身体を疲労させる ビル街を過ぎて左手遠方に台形をした大きな屋島が視界に入ってから登山口に到着できるまでの道のりが長い

登山口から山門まで 4m巾のモザイック舗装された坂道や階段は朝の散歩から下りてくる地元の人たちと挨拶を交わしながら汗びっしょりになって上って行く 十分な運動量をこなしてやっと [屋島寺]に到着 [屋島寺]は荘厳な造りの [仁王門]から [四天門]へと続いて境内に到着します

[八栗寺]へ向かうへんろみちの下り口にある [ホテル甚五郎]は4年前通った時は宿泊客で賑わっていたのに今は廃業したらしく積み上げられたテーブルなどがガラス越しに見える ビルの内部は明かりもなく人影も見えない

急な坂道に建つ住宅街を抜けて川沿いを南に向かって歩くと真夏のように焼き付ける太陽が正面から照りつけ額の汗は流れ落ちる前に干上がってしまうような感じだ

4/22に59番 [国分寺]前のタオル屋 [五九楽館]で貰ったタオル (初めて使ったが柔らかい肌触り) を頭にかぶりその上に帽子をかぶって日射を防いで歩くがもう限界に近い

左に曲がる角にあるうどん屋 「藤(ふじ)」 にとびこむ 既に30℃を越えたとテレビで各地に暑さの情報を流している しこたま汗を流しながら熱いうどんで腹ごしらえをして、その上に甘くしたホットコーヒーを2杯飲んで元気を回復して炎天下のなかに出発する

途中 [洲崎寺]の門前を通る 4年前の時は おじいさんの住職と 若い住職さんそして お孫さんに案内されて真念さんのお墓に参拝して行ったのを懐かしく思い出される

[八栗寺]への上り口の左にあるお店に立ち寄り、リュックを預かって下さい とお願いする 店の奥さんが快く了解して下さり、そのうえ冷たい水を2杯もご馳走になって元気をつけて出発する [八栗寺]はロープウエイがあり、[屋島寺]に劣らない厳しい上りのあるお寺ですが、リュックを残しての軽装での上りなので自分でも不思議なくらい軽快な足取りで上って行けました 先ほど飲んだ水が全身から噴き出してくる感じだ   『俺は元気男だ』と自分の強健さに満足しながら上っていく  こんな自分を産んでくれた両親に対する感謝の気持ちが、前後に誰もいない遠慮の要らない道を歩きながら自然に言葉になって出てくる [八栗寺]の参拝を終えて今上ってきた道を引き返し、お店に立ち寄ってお礼を云ってリュックを貰い [志度寺]に向かう

[志度寺]までの約7kmは道に迷いながら白いコンクリート舗装からの照り返しを全身で受け体温が上がり続けて身体のふらつきを気持ちで跳ね返しながら、またアクエリアスで水分を補給しながら一歩一歩前に歩いて行く 照り返しのなかでは水で濡らしたタオルを頭にかぶりその上から帽子をかぶって歩くのが一番でした

14:40 今夜宿泊の [民宿栄荘]に到着 奥さんにお願いしてリュックを預け、[志度寺]の参拝に向かいました 宿から約500m先の突き当たりに山門が見える処です

[志度寺]は旧道の突き当たりに2本の石柱が立っており、その奥に大きな仁王門がどっしりと構えた街中のお寺ですが、五重塔もある大きなお寺です

[民宿栄荘]の奥さんに明後日計画している別格20番 [大滝寺]の打ち方を尋ねると現在承知している情報をいろいろと教えて下さり、その上直接 [大滝寺]に電話を入れて聞いて下さり、途中へんろ道の一部は台風の被害から復旧されていないので通れないが車道を来れば大丈夫だとの返事を貰ってくれました

車道を行くと距離は大分長くなりそうだ   寺には宿泊設備がないのでそれが心配だ

[大窪寺]下の [民宿八十窪]の奥さんがその辺の情報に詳しい事も教えて下さる 早速 [民宿八十窪]に電話して尋ねると

  前日は [野田屋竹屋敷]に宿を予約してそこに泊まり、早朝に出発することが必要
  明日 [大窪寺]を打ってから訪ねてくれればその時に詳しく教えるから

との返事を貰った   明日は雨降りの予報だが [大滝寺]を打つ予定の明後日は天気も良さそうなのでこれで行けると確信でき大分安心できた 明日更に詳しい情報が手に入れば確信は更に広がり安心して出発できるだろうと思う

明後日の [大滝寺]打ちを念頭にして [野田屋竹屋敷]の予約電話をすると運良く空き室があり確保することができた

明日は雨の予報だが頑張って [大窪寺]を打ち、2.5km先の [野田屋竹屋敷]まで必着で頑張って歩こうと決心する

[民宿栄荘]ではデラックスな料理で気分も一新して今日の日射疲れもすっかり癒され早めに床に入って休みました



「 霊場83番一宮寺 仁王門 」
(2006年5月01日 : 06:49)
「 霊場84番屋島寺 参道にて 」
(2006年5月01日 : 10:22)
「 霊場84番屋島寺 山門 」
(2006年5月01日 : 10:27)
   

「 霊場84番屋島寺 仁王門 」
(2006年5月01日 : 10:29)
「 霊場85番八栗寺 仁王門 」
(2006年5月01日 : 12:53)
「 霊場86番志度寺 仁王門 」
(2006年5月01日 : 15:03)
   



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☆ 『 八十八ヶ所 結 願

H18/5/02 (火 歩き遍路 41日目) 雨 夕方から晴れ間が出る

* 行程:[民宿栄荘](06:30) ⇒ [87番 長尾寺](08:05) ⇒ [女体山(H763m)] ⇒ [88番 大窪寺(H600m)](13:45) ⇒ [野田屋竹屋敷](15:10)

* 歩いた距離:23,5km = (Σ 1,351.5km)

* 歩数:41,000歩

* 宿泊:「野田屋竹屋敷」(香川県長尾)(\8,400)
   △洗濯機(洗剤あり)=\200、乾燥機=\100/30分、風呂=温泉


昼飯のお接待(おにぎり2個、海苔、ゆで卵、蜜柑、お茶缶)を頂いて 06:30に宿を出発

08:00 [長尾寺]に到着 幸い雨が降らない内に到着したがここに来て雨粒がパラパラと落ちて来だした

梵鐘が吊してある山門をくぐって境内に入る なぜかこの鐘は撞く手段がないのでただ下から仰ぎ見て通り過ぎるだけです

雨宿りを兼ねて納経所に入ると右正面が納経の場所で、左側には食事などが出来る広い席がある 納経を終わった男性が出て行き、参拝者は自分一人になり納経をしてた若い婦人と暫くお寺の歴史などを聞きながら雨が止むのを待って時間を過ごす

小降りになってきたのでちょっと寄り道にはなるが長尾郵便局まで行って貯金を卸して行くことにした これからの経路は山間部なので卸せる郵便局があるかどうか不安なので余裕の現金を持って歩くことにした

[前山ダム]に近づいた頃から雨足が強くなり傘だけでは足りないので路肩の廃屋に雨宿りしながらゴミ袋の雨着を頭からかぶって雨対策をする 自前の雨着は軽くて何よりも蒸さないので歩きやすい   自分ながらこの作品は グッドアイデア だったと自慢したい気持ちだ 歩き遍路の方にはお勧めします

これまで2回の歩きではダム湖の手前を左(東方)に折れて女体山越えのルートを歩いてきましたが今回は是非 [おへんろサロン] に立ち寄って行こうとダム湖の橋を渡って行きました

暫く行くと道の左側に [おへんろサロン] の大きな案内が出ています

挨拶して中に入るとリュックを背負ってまさに出発しようとしている半ズボン姿の立派な体格の青年と出合いました サロンにはここで勤務してる同年配の男性2人が居られ、納札を手渡して簡単に自己紹介をして初めての訪問だと告げるとコーヒーを勧められ 椅子に座っていただきながら [大窪寺]への道路情報を教えて貰う   温かいコーヒーは冷えた身体に最高のご馳走でした 途中の [太山寺]の境内でお接待を受けた婦人から是非 [へんろサロン]を訪ねて欲しいと勧められた事なども話題にして雑談しました

今回は別格を含めて108のお寺を通しで歩いており、残り少しになったが最後の [大滝寺]のルートが心配だと話すと [大窪寺]の近くで尋ねるとよく知った人がいる筈だから安心して頑張って歩いて行って下さいと励まされ、元気を貰って先ほどよりも更に強くなった雨の中を [大窪寺]に向かって歩いて行きました

出発の時に代表の方から 「へんろ大使」の認定書とバッチを頂きました   ここを訪ねたことの記念になる品です

[前山ダム]から [大窪寺]までの山道は先の台風で橋が流されたり、崖崩れで道が無くなったりして各所でその復旧工事が進んでおり、通行止めの箇所が多くあり、また連日の雨で泥濘になった道を用心しながら迂回してやっとのことで 13:45結願の[大窪寺]の山門に辿り着くことが出来ました 本来なら工事で通行止めになっている箇所も運良く5月の連休で工事が中断されており自己責任で通ることができたのです 女体山山頂を経由するルートは入手した情報からでは引き返さなければならなかもしれない危険性があったので女体山を左にみる車道を歩いて上ってきました

女体山裏の車道では吹き抜ける風で風雨が強くなり、ゴミ袋の雨具は軽くて軽快な動きができるので大変重宝しました

へんろ道を下りて来て [山門]に着いた処で記念にアイデアの雨具姿の写真を1枚撮ってもらいました

小雨の中を本堂に入ると拝殿正面で [へんろサロン]で初めて逢った短パン姿の青年が大きな声で般若心経を唱えて元気にお参りをしているのです その様子に素晴らしさを感じ圧倒されるような威力を感じたのです 邪魔しないように暫く拝見してから右隅の方で参拝を済ませ外に出ると彼と顔が合い


   『また逢いましたね』

    「あした [大滝寺]を参拝する計画ですが心配と不安がいっぱいです」

   『私も行きますのでまた逢いますよ』


など暫く雑談してから小雨降る広い境内を通って大師堂に上って行く 大師堂や金剛杖を奉納する塔など懐かしい

参拝を終わって八十八ヶ所結願の記念に納経帳の終わりのページを開いて差し出し、納経をお願いすると

 「別格の納経帳には絶対だめです。 別の用紙への納経なら\300でしてあげます。」

と云う 別格のお寺との間にはいつも何かわだかまりがあるようでお寺にはそれなりに言い分があるのだろうが、歩いてやっとここまで来た遍路さんにとっては愉快な事ではない

[大窪寺]の参拝を終わり [鐘楼門]をくぐり石段を下り、左前方にある [民宿八十窪]を訪ねる

昨夜、[民宿栄荘]から電話で [大滝寺]のを打ち方についてのアドバイスのお願いと、今夜の宿を予約しようとした処、[大窪寺]を打ち終わってから訪ねて来たら [大滝寺]の打ち方を詳しく教えてあげるからその先にまず [野田屋竹屋敷]を予約することがと一番だと云われたのです

宿の玄関で奥さんを呼び出し「夕べの日高です。」と挨拶して改めて [大滝寺]の打ち方について教えを請うと

[大滝寺]を打つにはここから約2.5km下の [野田屋竹屋敷]に宿を取り、翌朝出来るだけ早く出発して [夏子ダム]を目指して国道193号を南に向かって歩く  途中の [清水温泉センター]は廃業して途中には1軒も宿が無いので注意しないといけない ダムを過ぎて間もなく右手に [大滝寺]の大きな案内板がでてくる  そこから右に坂道を上って行くことになる 途中のへんろ道は台風の被害から復旧されていないそうだから車道を行くことになるだろう 車道を行くと距離が倍くらい長くなるので時間が余分にかかることを念頭に置かないといけない

などメモ書きをしながら丁寧に教えてくださる

途中、[食堂野田屋]に立寄り熱いショウガ汁をご馳走になり冷えた身体がじんわりと温ってきました 今夜は [野田屋竹屋敷]に泊まって明日は [大滝寺]を打ち、そのまま徳島の方に抜ける積もりだとそこのご主人に話すと    [野田屋竹屋敷]は自分の兄貴がやっている温泉旅館で 宿で [大滝寺]への地図を書いて貰って詳しく聞くとよい  などのアドバイスを貰う

外は雨が完全に上がり、晴れ間も見えてきた 107寺の参拝を済ませ明日は最後の1寺を残すだけになった  最後の1寺がもっとも難関だが少しずつ道が見えてきたので気分も大分安らぎ、今夜の宿を目指して緩やかな下りを軽い気持ちで歩いていく

15:10 [野田屋竹屋敷]に到着  突き当たりの4.5畳の [かりん]の部屋に案内される

洗濯を済ませてからフロントで [大滝寺]から徳島へ抜ける道筋を聞いてみたが明快な答えが得られないので少し不安が残る 明日 [大滝寺]で改めて尋ね、納得出来なければここまで引き返してくることにしようと決心する 幸運にも明日は好い天気が予報されているので助かる 兎に角明朝は出来るだけ早く出発して時間に余裕をもって行動すること、食料は多く持って行くこと、道を間違わないように細心の注意を払うこと気をつけないといけない

宿泊者は単独は自分だけで他は3人と4人のグループで自家用車での旅人らしい



「 霊場87番長尾寺 仁王門 」
(2006年5月02日 : 08:7)
「 霊場88番大窪寺 山門(雨着に注意) 」
(2006年5月02日 : 13:45)
「 霊場88番大窪寺 鐘楼門 」
(2006年5月02日 : 13:47)
   



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☆ 『 百 八 寺 結 願

H18/5/03 (水 歩き遍路 42日目) 快晴 乾燥した気持ちのよい天気

* 行程:[野田屋竹屋敷 H350m](06:30) ⇒ (国道193号) ⇒ [夏子ダム (H210m)](08:30) ⇒ [大滝寺案内表示(H220m)] ⇒ [最初のへんろ道入り口](H250m) ⇒ [2番目のへんろ道入り口](H500m) ⇒ [大滝権現・西照神社](H920m)(11:35) ⇒ [別格20番 大滝寺](H930m)(11:50) ⇒ (遊歩道を下る) ⇒ (県道を歩く) →夫婦の車でJR穴吹駅まで送って貰う→ [JR穴吹駅](14:00) →(JR徳島線 \640)→ [JR石井駅](14:40) →(TAXI \2,000) → [寿食堂](15:20)

* 歩いた距離:24,5km = (Σ 1,376.0km)

* 歩数:36,000歩

* 宿泊:「民宿寿食堂」(徳島県板野)(\7,300)
   △洗濯機=\200、乾燥機=\100/30分


朝食の時、給仕のおばさんにお願いして大きめのおむすび4個を握って欲しいと頼み 06:50 装具を整えて出発する 途中ではパンなどを買って食べ、今朝のおにぎりは山に入ってからの食料に残して置く事に決める 空は快晴で涼しく最高の条件だ 今日はついに百八寺結願の日だ   気が弾む  無事な結願成就を祈りながら軽快に歩いていく

国道193号線は香川県から越境して徳島県に入り穏やかな空の下を川沿いに南に向かって緩やかに下って行く

08:30 [夏子ダム]に到着  [大滝寺]から徳島市の方に下りて行ける事を期待してダム公園内の電話ボックスに飛び込んで [民宿寿食堂]に電話して今夜の宿をお願いする  遅くならないようにと注意を受けて了解してもらう

今度の歩き遍路の初日に泊まった [6番安楽寺]手前の [民宿寿食堂]で別格1番の [大山寺]からの帰りに泊まった宿だ  [大山寺]で入手した数珠玉を3日目の [新童学寺トンネル]での盗難事件で紛失してしまったので再入手するためにそこまで引き返さないとならないのだ

[大滝寺]の案内板の処で国道193号から右に逸れて坂道を上って行きます  最初の右に入る へんろ道ではその入り口に 危険で踏み込んではいけないと幾重にも注意書きしてあり、何人もの人が途中から引き返したと書き記されていたのです  このへんろ道が整備されると800mくらいの山道で済むところを車道を行くと約4kmもの長い距離を歩く事になるのです  約1時間かかって車道を歩いて上っていく  この間誰にもまた1台の車にも出会うことはなかったのです

これまで上の方に見えていた山の頂も今はやや下方に見える位まで上ってきていたのです

2番目のへんろ道は右上の1軒家の手前から右に入って行くへんろ道で、家の庭先で眼下の遠景を眺めながら立ち話をしていた2人に話を聞くと  「通れないことはないが案内が少ないので道に迷わないように注意しないといけないよ」と云って進入口を教えてくれる

入って暫くは今も農道として利用されている一本道で迷うことなく上って行けたが途中からは近頃人が歩いた形跡がないくらい茨のトゲや小枝に張った蜘蛛の巣に悩まされながら どこかに案内が隠れていないかと前後を見回しながらいつも不安な気持ちで少しずつ上っていく  勿論道の前後には誰も歩いてる人はいない  葉っぱの陰に白い札が隠れていないかと探し回るが何処にも見つからない   へんろ道定番のピンクのテープも白い布きれもなかなか見つける事ができない  二股に道が別れて居るところが途中に2ヶ所ありここでは神頼みの心境にもなりながら可能性を信じて進んで行く

そして隠れた小枝に結び付けられた白布の切れ端が見つかったときは嬉しい

この2つ目のへんろ道は入り口から [大滝寺]まで約2.5kmもあり、この間に400m以上も上って行くのですが、へんろ道を通らずに車道を歩いて行くと1本道で迷う心配はない代わりに 10km以上の長い上り道を歩かなければならないのです 今日は快晴で乾燥した涼しい風が吹いてくれるので歩きには最高の条件でした

途中で迷って引き返したこともあるが、不安な気持ちを抱きながらも雑草の茂る へんろ道を上り続けて 11時半にやっと車道に出ることができ、急に視界が開けて明るくなったのです

その車道を挟んで真向かいに [西照神社]の鳥居が在り 神社では [シャクナゲ祭り]が催されており多くの人が参拝しておりました

そこの人に 「大滝寺は何処ですか」と尋ねると「直ぐその向こうだ」と教えてくれる

鳥居の前を左に素通りして少し下ると大きな字で [大滝寺]と書かれた1本の石柱が石段の上にあるだけで山門もなく「あれれ」と云う感じでした これだけ苦労して上って来たのだから もう少しは大きなお寺であって欲しかった と少し残念な気持ちになってしまったのです

108寺の中でもっとも高い所(H930m)にある難所のお寺であり、一番最後のお寺としてふさわしい威厳と風格を想像して歩いて来たのとは余りにも似つかないお寺だったのです 大滝山の急斜面を背にして車道との間の狭い敷地に建つ実に予想外のちっちゃなお寺でした

[大滝寺]でもお祭りの最中で午後2時から [護摩だき火渡り]の仏事などが行われるそうで多くの人が集まっており、時間がないので残念ながら見学することができないのです  下山支度に婦人会の方から甘酒を2杯ご馳走になり、ボトルにお茶を補充して貰いました

昨日は [大窪寺]で八十八ヶ所結願の納経を1枚の白紙にしてもらったが、今日の [大滝寺]は108寺最後の満願納経となるのでお寺の院議さんにお願いして最後の納経の様子を記念にとお願いして写真を撮らせて貰いました

昨日 [へんろサロン]で初めて逢い、そして [大窪寺]でも再会した野宿へんろの元気な青年に彼の預言通りまたもここで再会したのです  好天の今日は彼の短パン姿がすごく良く似合っているのです


    「こんにちは  やっぱり逢いましたね 」

   『へんろ道では案内が少なくて 迷いませんでしたか』

    「何度も迷いました  それでも天気が良くて助かりました  ところで
      これから徳島側に下りたいのですが 」

   『その向こうにある[散歩道]と標識の出たへんろ道を下って行くと県道に出られます
    私は去年上って来たので知っていますが結構いい道です
     そして県道を下って行くと脇町に出られます』

   『脇町からJR穴吹駅に出てJRで徳島に出るとよいでしょう
    それから後はまた人に聞いて下さい』

   「ありがとうございました  安心してあの [散歩道] を下りていきます 」


   『処で [歩き遍路友の会] の日高さんでしょう』

    「え! どうしてですか 」

   『わたしは名古屋の中野です  何度もメイルを頂きましたが
    返事を出さないままで失礼しています』

    「えぇ!  あの中野さんですか  奇遇ですね 」

      彼からの返信が最近全くないし、会合への参加もないままだったので今年初めに会員名簿から
      削除していたのですが、帰宅したら再度名簿を復帰しましょう


地元の人たちからも [散歩道]を下りて脇町を経由し、[JR穴吹駅]に出るのが良いと助け船を出して教えて呉れる  何キロか分からないが「随分遠いよ」とも知らされる距離の遠いのには驚かないが、[民宿寿食堂]に着くのが遅くならないかと心配だ

教えられた通りの経路で[散歩道]なる急な下り坂のへんろ道を下り県道を歩いて1時間もした頃、後ろから来た車が側に停まり何処に行くのかと聞かれ脇町に出て[JR穴吹駅]に行き、JRで徳島に行く予定だと話すと遠すぎてとても大変だから兎に角車に乗れ、送って行くからと云われる

中年のご夫婦で今[大滝寺]を参拝しついでに[西照神社]のシャクナゲ祭りも見学しての帰りだと云われ、ここから[JR穴吹駅]までは随分遠いから一緒に送って行くからぜひ車に乗れと強力に勧めて下さる

地図を持っていないのでどのくらい遠いのか見当も付かないので親切な誘いを受けて後部座席に乗せて貰う

 「わたしたちも休日を利用して別格寺をひとつずつ車で回り始めた処です  今日は[大滝寺]に行っての帰り道です」

 「あの遠い処を歩いて回る人ってほんとにすごいですね  私には夢のまたゆめみたいな物です」

と云われ、通し歩きの様子についていろいろと聞かれるので今度の 歩き遍路の体験談などを話しながら四囲の景色も眺めておとなしく乗せて貰う

しばらく行くとここが脇町だと話され、おおよそ30分くらい経った頃か目的地の [JR穴吹駅]に到着

今度の 歩き遍路で使った最後の納札を助手席の奥さんに手渡しながら
 「もし良かったら私のホームページを見て下さい」
とお礼を云うと
 「帰ったら早速開いて見せて貰います」
と云って受け取って下さる  お陰で大変助かりましたとお礼を云って手を振って車を送り出して別れる

あの距離を歩いて来ていたらどのくらいかかっただろうか 途中で道にも迷った事だろう

駅員に

 「これから霊場6番の安楽寺近くの民宿に行きたいのだが何処までの切符を買ったらよいですか」

と聞くと駅員同士でちょっと相談して

 「上り列車で石井駅まで行って後はタクシーで行くのが早くて分かりやすいです  料金は\620です」

と教えてくれる

2時40分[JR石井駅]に到着  3/12のいやな思い出がよみがえる  まさかこの今井駅に同じ旅で再び来ることになろうとは考えもしなかった

駅前でタクシーを拾い6番霊場の安楽寺の近くの[民宿寿食堂]を行き先に告げて石井駅を後にする

約2ヶ月ぶりに宿に着くと奥さんには[新童学寺トンネル]でのリュック盗難事件を電話で話していたので

 「大変だったですね」

と早速事件の話題になり、部屋に案内されながら経過の概要を話しリュックの中に仕舞っておいて一緒に紛失した[大山寺]の数珠玉を分けて貰いここまで後帰りしてきた目的を達成し、やっと明日は小牧に帰れる事になり安堵する

夕方 初めての歩き遍路の最初の日を歩いてきたばかりの二十歳と云う青年が宿の奥さんと一緒にふすまを開けて入って来て同室させてくれと云うので寝る用意で広げた布団を片隅に移動し 「どうぞ」 と入れてあげる

18:00 夕食の準備が出来たと呼ばれて食堂に集まると宿泊のお客は全部で11人、そのうち4人は車で回ってる家族の様だ

宿の主人から結願のお祝いにヘンロ手ぬぐいを貰う

部屋に帰り消灯まで 歩き遍路の体験談など青年の参考になりそうな事を話題に話して時間を過ごす



「 別格20番大滝寺 入り口 」
(2006年5月03日 : 11:53)
「 別格20番大滝寺で最後の納経 」
(2006年5月03日 : 11:58)
「 別格20番大滝寺を振り返る 」
(2006年5月03日 : 12:28)
   

「 JR穴吹駅ホームで 」
(2006年5月03日 : 13:57)



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☆ 『 帰 宅

H18/5/04 (木 移動日) 快晴

* 行程:[民宿寿食堂](06:30) ⇒ [1番 霊山寺](08:55)⇒ (JR板東駅)(09:35) →JR→ (JR徳島駅) →バス→ (JR大阪駅) →JR→ (JR春日井駅) →TAXI→ (自宅)(16:20)
* 歩いた距離:10,5km = (Σ 1,386.5km)

* 歩数:17,000歩

* 自宅に帰着 (17:30)


いよいよ最後の日の朝だ  今日は1番札所の[霊山寺]まで歩いて行くが国道を真っ直ぐ歩くだけなので道に迷う不安もない

朝食を終わって06:30 旅館の主人にお礼を云って玄関を左に出て東に[霊山寺]を目指す  玄関前で青年に声をかけて激励し、他の人たちも一様にリュックを背負い菅笠に金剛杖のへんろ姿で一人、ふたりと右に西を目指して出発して行く

正面から太陽がまぶしく直ぐに汗ばんでくる

途中、今回の 歩き遍路初日の3月9日に参拝した2番極楽寺の前をあの日とほぼ同じ時間に通り過ぎる  仁王門に向かって手を合わせ、無事に帰還出来たことを感謝する

08:55 [霊山寺]に到着

3/9の朝ここを出発してからいろんな体験をしたがとにかく今無事に1番に帰って来ることができ、念願の108寺の参拝を達成できたことを本堂と太師堂に参拝して報告し、寺務所で記録ノートに帰着の日時を記入して早々に退出する

仁王門を出て振り返っての拝礼では今度は何時の日にまた訪ねて来られるだろうかと何となく感傷的な気持ちになって暫く時を過ごす

国道を横切って山門から真っ直ぐ進み左に曲がってJR板東駅に行く  4年前との変貌は分からない

四国おへんろも時の流れに大きく影響されて自分の足で歩いて回る歩き遍路が如何に少なくなったかはこの[JR板東駅]の盛衰の移り変わりが如実に物語って居るように思える

6年前には賑やかだった駅前は食べ物を買いに入れる店は1軒もなくなり、おばあさん1人の姿を見つけただけの寂しさだった

6年前は大勢の乗降客で賑やかだった[JR板東駅]の改札口は4年前に来たときから無人になっており今回も同じように淋しい構内だったが幸いにも雲一つ無い快晴の空から注ぐ日差しが辺りを温かく包んでくれていました

徳島駅前から高速バスで[JR大阪駅]に出て、[新大阪駅]から新幹線、中央線、タクシーを乗り継いで 16:20自宅に無事帰着し、今回の「 108寺の 歩き遍路 の旅 」 を終わりました




「 霊場2番極楽寺 仁王門 」
(2006年5月04日 : 08:41)
「 霊場1番霊山寺 仁王門 」
(2006年5月04日 : 08:55)
「 懐かしい板東駅も無人化 」
(2006年5月04日 : 09:34)
   



  [SlideShow] をどうぞ
=スライドを観て下さい=





★ 最後に『事前の準備』について付記します

1,[般若心経] を印刷し、ビニールケースに入れて携行

般 若 心 経




[納札] を作成し300枚準備

自 作 の 納 札(表 / 裏)





★ 最後に今後のお遍路の予定ですが
   何時の日かまた四国を歩きたくなるのがお四国病です。

  現在の予定と云うか、希望、 野望、  遠望として

    (1)、『喜寿の歩きお遍路』
    (2)、『傘寿の歩きお遍路』

  を77歳時と80歳時に出かけてみたいな、歩くことができたらな、と考えております。

  実現できるように健康に留意し、努力し、
   また最後は神仏の加護にも頼りたいと願っております。




 





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